KSVネット西日本豪雨災害被災地支援ボランティアバス第4便(8/17-19)報告

KSVネット4便は、33名(男性24名・女性9名)にて20:02に出発。今回は、岡山でなく広島県尾道市/三原市に向かいます。まずは尾道市福地サテライトに9:00ごろ到着になりました。

 

福地サテライトでは、予め神奈川に割り当てられていた3件のニーズに参加者を振り分けます。ニーズは以下の通りです。

  1. 納屋(土間)からの泥出し、収納物の撤去 14名 (三原市木原)
  2. みかん畑に堆積した土砂の撤去 9名 (三原市木原)
  3. 敷地内への土砂流入防止のための土嚢積み 10名 (尾道市福地町)

なお、「1.納屋(土間)からの泥出し、収納物の撤去」の詳細以下の通りです。
  納屋は普通車1台が収まる程度の広さ、泥が30~40㎝程堆積し、入り口付近にもともと収納してあった様々な物が半ば埋まった状態で、その泥を取り除きますが、既に乾燥して固くなり、掘るのに力を要しました。入り口は一輪車1台がやっと入れる程だったので、入り口付近の泥を最初に出して、複数台は入れるスペースを確保した上で泥を出し続ける、といった作業でした。機材は当初スコップ14本、一輪車2台をサテライトより持参したが、後から台車を3台追加して進めました。

途中、家主の方から、まだ泥が堆積した状態のキッチンから冷蔵庫を外へ出してほしいとの要望があったため、班長からサテライトに確認許可を取りましたが、冷蔵庫の前に堆積した泥を掘り出し、中身を廃棄するまでは進めたが、冷蔵庫を外へ移動させる前に時間切れとなりました。

ちなみに、福地サテライトは尾道市VCと三原市VCが共同で運営しているとのこと、両市が隣接する地域をカバーするとのことです、。周辺は見た目数十~百数十m程の高さの山の麓の斜面に沿った地域で、海へも徒歩圏内、福地サテライトは比較的低地に位置し、周囲は土砂の流入や床上浸水があった様子が伺えます。
福地サテライトから上は、比較的勾配の急な坂道になっており、瓦礫撤去の中型トラックがやっと通れる程の道幅で、上るにつれ、山の斜面を下った土石流の勢いによる被害が大きくなり、既に家屋が撤去されたと思われる跡地や1m程の岩が所々残っていました
途中から道と並行して幅1~2m程の小川(または水路)があり、発災時はこの小川に沿って激しい土石流が下ったと想像されます。
さらに上がると、大地震に遭ったように屋根のみが残り、その下は押し流されて倒壊した状態の家屋や、一階の道側の外壁と柱が1/3以上えぐり取られた状態で、応急処置として数本の鉄柱で2階部分を支えている状態の家屋、土石流に巻き込まれて大破した自動車、倒された電柱と、その漏電から発生した火災により全焼した家屋等が点在しました。
土石流の直撃を受けなかった家屋も一階部分の壁面は粘着質の高い泥が一面に付着し、モルタル塗装のような状態になりm未だに発災直後の状況が色濃く残った状態を伺えます。

 

一か月以上が過ぎ、被災された依頼主の方々も口数が少なく、心身ともに疲労の色もかなり濃い印象を受けました。

活動は14時で終了、その後サテライトに移動し、報告や長靴を洗う等しつつ、バスの迎えまでサテライト周辺で過ごすこととなりました。

16:00ごろサテライト付近から出発し、途中入浴(ぽっぽの湯)の時間をとり → 
吉備SAで夕食、横浜駅西口には4:30到着となりました。

吉備SAで、311ネットの倉敷便と合流。

福地サテライト、マッチングの様子

同じくマッチングの様子

福地サテライトにはこの様なメッセージもありました

活動場所の一つにあたる、広島県三原市木原

坂を上っていくと土石流が山を下って行った爪痕がはっきりと残っています

二班、果樹園(みかん畑)内の土砂出し

同じく、みかん畑の土砂出し

一番人数の多い14名の班(一班)は、坂を上って三原市側へ移動

眼前には海(しまなみ街道)、背後には山の素晴らしい景色

集合写真です。

生協さんから、冷たいそうめんの差し入れ。

活動後には尾道平原温泉「ぽっぽの湯」に立寄らせていただきました

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